脱水症状

予防医学

皆さんこんにちは
だいぶ蒸し暑くなってきました。

夏になると熱中症と合わせて怖いのが脱水症ですね。

今週は「脱水症」についてです(^^)

子どもや大人だけでなく、高齢者が気をつけたい症状の一つです。
本人も周囲も気づかないまま脱水状態に陥ることもあり、この段階で正しい処置を施さないと、重症化して命にかかわることがあります。

手遅れになる前に予防をすることが大切なので勉強しましょう♫

脱水症とは?

→体内の体液が不足した状態のこと

体液は「ミネラル」と「水分」で構成をされ、人の身体を維持するために非常に重要です。

脱水症の段階

《軽症》
普段より多量に汗をかく、喉が渇く、めまい、吐き気、ぼんやりする、重苦しい、食欲減退、血液濃縮、尿量減少

《中等度》
吐き気、全身脱力感、動きが鈍くなる、皮膚の紅潮化、疲労・嗜眠状態、手足のふるえ、ふらつき、頭痛、体温上昇、脈拍の上昇・呼吸困難、幻覚、めまい、言語不明瞭、精神錯乱

《重症》
筋痙攣、失神、舌の膨張やしびれ、不眠、尿量減少・消失、飲み込み困難、皮膚乾燥・感覚がなくなる、目の前が暗くなる、目がくぼむ、聴力損失

なお、体液の20%を消失すると生命維持が難しくなり死亡に至ります。

脱水症の原因

①水分を摂らないこと
②発汗による多量の水分喪失

夏場の外出やスポーツなどはよく言われますが、その他にも発熱や発汗、高温及び乾燥している環境へ長時間身を置くことも脱水症の原因となります。

脱水症の予防

●こまめに水分を補給していくこと。
 経口補水液やミネラルの入っている麦茶を少しずつこまめに飲むようにしましょう!

●海草類や果物、豆類などを摂取すること。
 汗をかいた時はカリウムも朝と一緒に出てしまいます。
 そしてカリウムは細胞内液に多く含まれているため、カリウムが不足すると細胞内が脱水症状に…
 実は意識して摂りたい成分の1つです。

注意点

● 一気に多量に水分補給をする。
一気に飲んでも十分に吸収されません。
「こまめに」摂取してください!

●キンキンに冷えたものを飲む
吸収されずに尿として体外に排出されてしまいます。
常温のものを摂ることをオススメします。

● 高温な場所・乾燥している場所へ長時間身を置くことは避ける

脱水症の4つ見分け方

①わきの下を確認
暑いときは汗による潤いがあるはずですが、脱水症状になると汗が出なくなり、わきの下が乾燥します。
暑いのに汗が出ていないと思ったら要注意です。

②親指の爪を押す
親指の爪を押して、赤みが戻るのが遅ければ、脱水状態が疑わしいといいます。
指先は、血管が細いので変化が出やすいということです。

③皮膚をつまんでみる
皮膚をつまんだ形が、3秒以上もどらなければ疑わしいということです。
皮膚には、水分がたくさん含まれていて、弾力性があり、通常ならすぐに元の状態に戻るはずですが、脱水症状が出ると、弾力性がなくなるそうです。  

④舌を見る
舌が乾燥していると、脱水の恐れがあるということです。

当てはまるものがあれば、いつも以上にこまめな水分補給を心がけ、それでも良くならなければ診察を受けましょう!

ご自身や大切なご家族が脱水症とならないよう、今日から実践し、そして情報を伝えていただければ幸いです。

しっかりと予防を心がけて頂ければと思います!

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