ブルーライト

予防医学

スマホもパソコンが欠かせない現代において、
朝起きてから眠るまでに液晶画面をどのくらいの時間見ていますか?

画面から発せられるブルーライトは、必要不可欠なものではありますが、浴びすぎると体にとってよくない影響があります。

ブルーライトとは?

380~495nm(ナノメートル)程度の波長域の可視光線のことで、人間の目で見ることのできる光の中で最も波長が短く、紫から青色に見えます(波長が400nmより短くなると紫外線と呼ばれます)

太陽光にも豊富に含まれており、

・体内時計をセットする
・気分を高揚させる
・注意力を高める
・体温やホルモンバランスの調節

といった点が、私達にとって欠かせない役割です。

しかし、これは日中に浴びるブルーライトであり、
現代においてはスマホやゲーム機、パソコンの普及によって、日中以外も浴びる時間が長くなっています。

ついつい、眠る直前までスマホやゲーム…なんて事もあると思います。

ブルーライトが人体に与える影響

▶︎目の疲れ、肩こり、腰痛
エネルギーが非常に強いため、まぶしさを軽減するために目の筋肉を酷使したり、画面を見る際の姿勢が悪化し、肩こりや首こり、腰痛につながる恐れがあります。

また目にブルーライトを大量に浴び続けてしまうと、網膜へのダメージを与えます。

特に子どもの目は影響を受けやすい為、早めの対策が大切です!
よくYouTubeを見たり、スマホゲームしている子どもも増えましたが、気をつけてあげましょう?

▶︎自律神経の乱れ
体温や心拍、血圧、血糖値、ホルモンなどの生理機能にも影響が出て、糖尿病や高血圧、心筋梗塞などの病気のリスクが高まるともいわれています。

▶︎肌への影響
ブルーライトは紫外線の中でもUV-Aの波長に近く、お肌のハリ・弾力を担うコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを作る線維芽細胞が存在する真皮層にまで到達します。
そのためダメージを受けると、コラーゲンやエラスチンなどの産生機能が低下し、ハリを失い、たるみができシワの原因になります。

▶︎睡眠サイクルの乱れ
日本人の2人に1人がブルーライトによる【デジタル時差ボケ】に陥っていると言われています。

通常、朝起きてから太陽光に含まれるブルーライトを浴び、夜に向かうにつれて浴びる量が減る事で睡眠へと向かいますが、夜でも浴び続けてしまうと脳が睡眠モードになりにくく、睡眠のサイクルが乱れます。

■ブルーライト対策
対策出来る製品が、多く登場しています。

例えば、ブルーライトカットメガネやブルーライトを低くできる液晶ディスプレイなどが市販されています。
又、ブルーライトカット等、紫外線に負けない肌をコンセプトにしたスキンケアもあります。

ブルーライトをどのくらいの量および時間浴びると悪影響が出るのかはまだはっきりとしていません。

しかし、スマホやゲーム機を多くの人が所持し、使用時間が長くなったことで人々の日常生活に支障が出始めていることは事実です。

悪い影響があるとわかっていても全てを避けるという事はできないため、使用方法には注意したり、ブルーライト対策をされているスキンケア、目を補強する栄養補助をすることで、ブルーライトにも対応できる強い体にしていきましょう!

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