先日父親が白内障になり、手術をしました。
ガンや心疾患等、命に関わる病気でなくても知っておいた方が良い事はたくさんあると実感しました。
白内障とは?
目をカメラに例えると、
シャッターにあたるのが瞼
フィルターが角膜
フィルムが網膜
レンズが水晶体
この水晶体が年齢とともに白く濁って視力が低下する病気が白内障です。
水晶体はタンパク質で出来ていますが、
毛細血管が詰まって栄養失調・酸欠状態が続くとこのタンパク質が変性します。
先天性、糖尿病や肝臓病、ケガが原因のものもありますが、老化による加齢性白内障が大半をしめます。
症状
水晶体は外からの光を集めてピントを合わせる働きを持ちます。
通常は透明な組織ですが、白内障では白く濁ってしまうため、集めた光がうまく眼底に届かなくなり、次のような症状が引き起こります。
・視界が全体的にかすむ
・視力が低下する
・光をまぶしいと感じる
・暗いときと明るいときで見え方が違う
等々
個人差がありますが、誰でも年齢と共に水晶体は濁ってきます。
加齢性白内障は一種の老化現象なので、高年齢の人ほど多く発症します。
対策
一度完全に濁った水晶体は元には戻らず、外科的に取り除き、人工水晶体(眼肉レンズ)を入れる治療法になるので、予防・早期の治療が大変重要です。
栄養状態が悪くなると、眼球での代謝の調節がうまくいかなくなり、視力障害を起こしやすくなります。
そのため、目に栄養を与えるビタミンや、目の筋肉のためのタンパク質を積極的に摂る必要があります。
目に良い栄養素
・セレン
体内で過酸化脂質を分解する酵素の必須成分で、体内で有害に働く活性酸素の働きを抑え、目の老化を防ぎます。
真鰯やカレイなどに含まれます。
・ビタミンA、βカロテン
目のビタミンと言われ、網膜の健康を保ち、目の粘膜の乾燥を防ぎ、白内障や夜盲症を予防します。
・ビタミンC
目の粘膜を作り、眼球からの出血を防ぐほか、水晶体の老化を防ぎ、白内障を予防します。
・ビタミンE
強い抗酸化作用があり、動物実験や試験管内の研究では、水晶体の酸化を防ぐ事が明らかにされています。
・ビタミンB2
目の粘膜を正常にします。不足すると、目がゴロゴロしたりかすむなどの症状が現れます。脂質代謝を促進する作用もあります。
その他にも、有効なハーブや栄養成分もあります。
・マリーゴールド
その抽出物であるルテインは、目の網膜部分に集中して見られる抗酸化物質です。
目の活性酸素を中和し、目の正常な働きを維持します。
・ブルーベリー
アントシアニンが含まれ、人間の目の網膜にあるロドプシンと網膜色素の再結合を活発にします。
・ビルベリー
ヨーロッパで特に注目されています。
ビルベリーに含まれるアントシアニンは視力の低下を防ぎ、目の疲れや鳥目の人にも良いとされています。
いつまでも健康であるために、
やはり、どんな箇所であっても、
人間の体は3度の食事で出来ています。
何かお持ちの不調や、老化で感じる事に対して、
食事、栄養素の補給を是非見直して下さい♫
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