花粉症 | Preventive medicine

現在、日本人の約4人に1人と言われる花粉症についてお話します♪

花粉症とは？

スギやヒノキ等の植物の花粉が原因となってアレルギー症状を起こす病気です。

医学用語では「季節性アレルギー性鼻炎」と呼ばれ、日本では約60種類の植物が花粉症を引き起こすと報告されています。

症状が現れやすいのが、主に鼻と目。
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目の痒み、充血、涙等々。

この他、体がだるい、熱っぽい、イライラする、喉や顔や首がかゆい、集中力が低下するといった全身症状を伴うこともあります。

いずれの症状も、異物(アレルゲン)を取り除こうとすることで生じるアレルギー反応です。

花粉が入ってくると、体内の“免疫システム”によって「花粉＝異物＝敵」とみなされ、対抗するための「IgE抗体」が作られます。

IgE抗体は、花粉に接触するたびに作られるため少しずつ体内に蓄積されていきます。

蓄積量があるレベルに達すると、この免疫システムが崩壊し、次に花粉が入ってきた時に体外に放り出そうとして、ヒスタミンなどの化学物質が分泌されます。

この時にアレルギー反応を起こすのです。

花粉症には、対症療法と根治治療があります。

対症療法　　内服薬、点鼻薬、点眼薬を使った薬物療法、レーザー手術
根治療法　　免疫療法

多くの方が、対症療法の薬物療法だと思います。

主に抗ヒスタミン薬や鼻噴霧用ステロイド薬等が使われます。

ただしこれらは、その症状を一時的に抑える物で、当然薬なので副作用で別の症状が出ることもあります。

免疫療法は、アレルギーの原因物質を少しずつ取り入れて体を徐々に慣らしていき、アレルギー反応を抑える治療法で、2〜3年続けないといけないが、4〜5年程効果が持続するというものです。

しかし予防医学の側面からは、日々の日常生活から体の土台の状態を良くする事によって、

アレルギー症状が起こらないように体質改善をする事が大切だと考えます。

では、どうやって？？

それは《免疫力を上げる》事です。
つまり、免疫システムを向上させる事でIgE抗体の生産を減らすのです。

そのためには、

■体内の栄養状態を全体的に上げる
→ビタミン・ミネラルの摂取

■腸内環境を整える

この2つが鍵になります。

人は生きる為のエネルギー源の確保の為に食事をし、同時に体の各機能を高める為に、その食事から栄養を摂ります。
ただし現代人は、
・食事の欧米化
・大気汚染による食物の栄養価の低下
・ストレス増加によるビタミンの消費

等、様々な要因により昔と比べて日々の摂取栄養量が低下しています。
よって、アレルギーを起こす人が増えたり、様々な病気にかかりやすくなっているのが現状です。
なので野菜・魚・お肉等を食べる事でしっかりと栄養を摂食しましょう！

実は腸は「全身の免疫を司る」役割があります。
腸には免疫細胞が全身の6〜7割集中し、病原体から体を守っています。
つまり、腸内環境を向上させると免疫力を何倍も上げる事が出来ます。

その為に…特に腸内環境の悪化（ヨゴレ腸）に注意しましょう！

腸の中に善玉の腸内細菌がたくさんいると、免疫機能が十分に働きますが、悪玉の腸内細菌が増殖した状態になると、花粉症も悪化しやすくなります。

善玉の腸内細菌を増やし腸内環境の改善を図りましょう！

例年より、花粉の飛散量の増加が早まっている今年。
早めの準備で、悩まされないラクな体質改善をオススメします(拍手)

本格的に体質改善にご興味がある方は、contactより是非ご相談下さい。